日・OECDハイレベル政策セミナー開催
2025年2月20日(木)に東京・丸の内のJPタワー ホール&カンファレンスにおいて、「ゼロカーボン建築/ライフサイクルCO2の削減に向けた世界の動向」と題した国際セミナーが開催されました(主催:経済協力開発機構(OECD)、国土交通省、共催:(一財)日本建築センター、(一財)住宅・建築SDGs推進センター、後援:住宅・建築SDGsフォーラムほか)。
セミナーでは、中野洋昌国土交通大臣と和泉洋人東京大学特任教授の冒頭の挨拶に続いて、OECD起業・中小企業・地域・都市センター(CFE)局長のラミア・カマル・シャウイ氏から、WLC施策に取組む11か国、7都市の政策分析・提言を含むOECDレポート「都市におけるゼロカーボン建築:ホールライフサイクルアプローチ」が発表されました。
ラミア局長のOECDレポートの発表*
宮森氏によるOECDレポートの解説*
その後、OECDの宮森剛シニアマネージャーをモデレーターに、デンマーク及びスウェーデンの政策担当者と、日本からは今村敬内閣官房審議官も加わって、「建築物のホールライフカーボン政策を巡る世界最前線」と題してパネルディスカッションが行われました。
休憩を挟んだ後半には、東京大学大学院の清家剛教授をモデレーターに、IBECsの伊香賀俊治理事長、東京都の宮澤浩司環境局次長、国土交通省の宿本省吾住宅局担当審議官、住友林業(株)の光吉敏郎社長が参加して、「どうする日本?」と題して、今後の我が国のホールライフカーボン削減の方策に関するパネルディスカッションが行われました。
パネルディカッション1*
パネルディスカッション2
最後に三井不動産(株)の菰田正信会長からディベロッパーとしての取組が紹介され、国土交通省の三浦逸弘住宅局担当審議官の閉会の挨拶で、3時間半にわたるセミナーは終了しました。
当日の模様を記録した動画、当日の発表資料、OECDレポート等は以下からご覧になれます。
動画
発表資料
案内チラシ
OECDレポート(OECDサイトへのリンクです)
OECDホームページの「Decarbonising Buildings in Cities and Regions」を開き、中段の「Programme outputs」から「Zero-Carbon Buildings in Cities: A Whole Life-Cycle Approach (2025)」を参照すると、レポートの概要版(政策ハイライト/Policy Highlights/英語版・日本語版)及びフルレポート(英語版)がダウンロードできます。